先日、大人の初心者の生徒さんから質問が出ました。
「ペダルはどのように踏み分けるのですか?」
ピアノのペダルは2本ついているものと3本ついているものがあります。
基本的に右のペダルは右足で、残りの左の2本のペダルは左足で踏みます。
まず一般的によく使うのは右足で踏むダンパーペダルです。
このペダル同じ和音で伸ばしたいときに踏み、和音の響きが変わると濁った音になるので踏みかえます。
次に使うのは、一番左にあるソフトペダルです。
音色を優しくしたときに踏むとグランドピアノに限りますが、鍵盤がグッと動きます。3本の弦を叩いていたハンマーが動き、2本しか叩かなくなります。結果、音が小さくなります。
最後に真ん中のソステヌートペダルについてです。
こちらは中上級の曲で登場します。
響かせたい音を弾いた直後に踏むことにより、ダンパーペダルはいつも通りに踏みかえても始めの音は響いたまま残ります。
このように、ペダルは和声の響きをよく聴き、時にはペダルを踏むときの深さも変えます。
ピアノってネコが鍵盤の上を歩いても音が出る楽器ですが、実は奥が深いです。
みなさんももしお家で眠っているピアノがありましたら弾いてみてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。