ちいさなお子様のピアノレッスンを行う上でのお願い

2020/02/21
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私と同じ考えの方がいらっしゃいました。多分多くのピアノを指導なさっている方はそうではないかと思います。

以下は抜粋です。

ぜひお読み頂き、参考にして頂ければ幸いです。

練習を補助することの必要性

幼い子どもにピアノ教育を始めようと考えている親の中には、子どもの練習を助けてあげることの必要性に気付いていない人がいる。例えば、もしその子どもが文字を読めない場合には、様々な指示文を読んであげる必要があるだろう。特に、学習開始時点では、子どもにとって系統的学習の最初のステップになるので、どんなに単純な作業でも、練習がうまくいくようそれを補助してあげる必要があるだろう。次に示すガイドラインは、練習を効果的に行うものである。

 

①就学前の児童は毎日おおよそ10分から15分、親の監督の下に練習をする必要がある。もしその子の集中力が、この程度時間持続しないのであれば、練習時間をさらに短く2回に分けて行うのが良いであろう。

②子どものそばに座って練習を補助してあげる人は、音符を教えたり間違いを見つけてあげると同時に、褒めることを忘れてはならない。

③練習時間は、毎日の生活の中で、他の家族やテレビなどによって妨げられることのないある特定の時間帯を決めることが理想的である。これは、どんな技術を学習する場合にも必要不可欠な『練習の習慣』を形成する手助けとなる。

④練習時間の記録をつけることをお勧めする。そして、規則正しい練習を行わなければピアノは上達しないということを、子どもに説明してあげる。

ピアノレッスンは、幼い子どもにとって、とても楽しい経験であり、また、そうでなければならない。このためには、子ども自身と同様に、親も努力する必要があるのだ。従って、子どもがレッスンや練習に自ら集中出来るような年齢になってはじめて正式なレッスンを開始すべきだ、という主張は、誤った考え方と言えるだろう。

  効果的なピアノ指導法(ジェームス・バスティン)著

東音企画

いかがでしたでしょうか?

前にいらした生徒さんの話ですが、日常の練習習慣がなくただレッスンにいらっしゃる方がいました。その方は家での練習をしてこないので、思い出すまでに時間がかかり、やっと進める頃レッスン時間が終わってしまいます。

これでは困ります。どんどん先が見えてこないと何事もつまらなくなってしまいます。

体の調子が悪く、お医者さんにいき、お薬をもらいましたが、薬を飲まず「医者に行ったから治るのに何で調子悪いんだろう。」と考えたらピンッときますね。

練習はとても大事です。どんな習い事でも一緒ですね。

頑張りましょう。みなさんを応援しています。